西行庵 この庵は、平安時代の最末期に西行法師が二年余り過ごしたところです。西行は、奥駈修行を志して吉野に来て、二度満行したと伝えられます。その二度の修行の間に目にした吉野の桜に魅せられた西行が、この後、全国行脚の際に各地で吉野の桜を褒めちぎったことで、吉野や全国に知られる桜の名所になったのです。